【寝坊、爆買い、一期一会の出会い!ハプニング満載でパパの故郷「江原道」へ!美しい白灯台と松が待つ襄陽郡を目指す旅】

ソウルでの賑やかな滞在を終え、いよいよ今回の旅のハイライト。パパの生まれ故郷である「江原道(カンウォンド)」へと向かう日がやってきました!

美しい山と海に囲まれた江原道へは、行きは「高速バス」、帰りは「KTX(韓国高速鉄道)」という、両方のルートをKlookで日本から事前予約。

旅にハプニングはつきもの。出発の朝のスタートから、予想もしない事が次々とおきて…


朝から大慌て!ソウルの渋滞を避ける「高速ターミナル駅までの最短ルート」

前日の夜更かしが響き、見事に全員で寝坊……!
目が覚めた瞬間から、慌てて荷造りをする大ピンチからのスタート。

当初はホテルから高速バスターミナルまでタクシーを使う予定でした。しかし、タクシーも呼べるのか、心配でフロントに立っていたスーツ姿の男性従業員さんに相談すると、驚きのアドバイスが。

「ソウルの渋滞は本当に激しいので、タクシーだと間に合わないかもしれません。電車が一番確実です!」

親切なスタッフさんがその場で何号線に乗りどこで乗り換えて等、1番良い最短ルートを目の前のパソコンで検索してくれました。そのおかげで、なんとか間に合う見通しが立ちました。地元のリアルなアドバイスに、朝から深く感謝です。


🛒 制限時間は5分!?ホテルでもらったコンビニ4,000円分チケットで爆買い

無事にルートは決まったものの、頭をよぎったのはホテルでもらった「コンビニで使える1,000円分のチケット×4人分(計約4,000円分)とラーメンチケット。ここは朝食バイキングみたいなものはなく、こういう形でチケットがついてきます。忙しい私たちにはこれが良かった。けれども、もうそんなに時間はありません。

本当は、子どもたち曰く、ホテルの1階にある「ラーメンコンビニ」で、このチケット使って専用調理器でグツグツと袋麺を作ったのを食べたかったようでした。

「ラーメンチケットは諦めて、せめてバスの中で食べれるものを、超特急で買って行こう!」

そこから、カゴいっぱいに食料を詰め込むノンストップの買い物劇が始まりました。「まだ買える?」「あといくら!?」とレジを走って往復。日本語ペラペラの店員さんが「あと〇〇円くらい買えますよ!ギリギリまで買ってねとばかりに待ってくれてます。

最後はあと100円位という感じところの金額まで達し、お菓子で買えるものもなく、パパが欲しかったライターを差し出して、これは駄目ですよね…と申し訳なさそうに尋ねてみると、「う〜ん、まぁ、いいですよっ!」と袋にサッと入れてくれました。こういう温かくて柔軟な対応、韓国ならではの魅力ですよね。

  • ゲットした戦利品: コーヒー(美味しかったぁ…)、シリアル付きのヨーグルト、おにぎり、ポテトチップス、日本未発売のチョコレート数種類などなど。

大量の食料のビニール袋を抱え、私たちはついに地下鉄へと駆け込みました。

「地下鉄での一期一会。勇気を出してくれた「彼女」の正体とは」

目指すは高速バスターミナル駅。
しかし、パパにとっても久しぶりのソウル。「本当にこのホームで合っているのか?」と、駅の路線図を見ながら家族で不安げに話し合っていました。

その時です。私たちがあーだこーだと言って不安な様子をじっと見つめていた、一人のスラッとした美しい女性がすっと近づいてきて、たどたどしい日本語で話しかけてくれたのです。

「高速バスターミナルへ行きたいですか?」

無事に同じ電車に乗り込み、車内での会話が始まりました。
彼女はソウルの大学生で、なんと22歳。ダンサーだと言っていました。なので去年は日本(福岡や横浜)にも踊りに行ったそうで、なんと韓国の有名な演歌歌手のバックで踊ったというその時のステージ動画を、電車の中で見せてくれました。

「どこへ行くのですか?」と聞かれ、「パパの生まれ故郷である江原道(カンウォンドン)へ行くんです」と答えた瞬間、彼女の目がパッと輝きました。

「えっ!私も、江原道の出身です!」

なんという奇跡的な偶然でしょうか。お互いたどたどしい韓国語と日本語を交わし、スマホの翻訳機を覗き込みながら、まるで即席の勉強会のような温かい時間が流れます。乗ったときから私たちの重い荷物を気遣って「棚に上げたらどうですか?」と言ってくれた彼女の優しさも、胸にじわっと広がりました。

実は話しかけてくれる直前、私は気づいていたんですよね。彼女がホームの私たちのすぐ横で、「よし、勇気を出そう」と言う感じで大きく深呼吸をしてから最初のひと言を踏み出してくれたこと。見ず知らずの外国人に声をかけるのは、きっとすごく緊張したはず。そのひしひしとした緊張感と優しさが、嬉しくて、同じドアから乗り込んで降りる瞬間までずっと感激してました。

「来年また日本で踊るから、見にきませんか?」

彼女がそう言ってくれた時、ちょうど私たちの降りる駅に到着してしまいました。何かを伝えたくて、ものすごいスピードでスマホに文字を打ち込んでくれていた彼女。しかし無情にもドアが開き、「あぁ、間に合わない、降りなきゃ!」と、私たちは名残惜しくも引き離されるようにして降車しました。

ドアが閉まる瞬間「気をつけて旅行に行ってね!」と最後に笑顔で手を振ってくれた彼女。
連絡先を交換する時間がなかったことだけが今でも心残りですが、これぞ旅の一期一会。いつかまたどこかで、奇跡のように再会できる日を信じています。

そんなこんなで、私たちは無事に高速バスターミナルへ到着しました。

この高速バスターミナル、一歩足を踏み入れるとものすごく雰囲気が良いんです!綺麗なお手洗いはもちろん、ソウル市内で行きそびれていたDAISO(ダイソー)や、綺麗めなコーヒーショップ等が揃っています。

出発までは30分ほどの余裕があったので、
「ちょっと中を覗いてみよう!」
と、急ぎ足でダイソーを探索。日本とは一味違う品揃えを楽しんだりしながら、旅の心地よい高揚感の中で出発の時を待ちました。

しかし、いよいよバスが乗り場に到着したその時――突然、滝のような大雨が降ってきました。
「うわあ、すごい雨……!」
不安定な空模様の洗礼をまたまた受けて、一瞬ハラハラしましたが、天気予報を見ると「明日からは曇りか晴れ」。どうか、綺麗な海に入れますように!と祈りながらバスに乗り込みました。

満員のお客さんを乗せた高速バスは、とにかく高級感が漂っていました。
クラスは「プレミアム」と「エクセレント(優等バス)」の2種類があり、プレミアムのほうが1,000円ほど高くてプライベート感が強そうでしたが、私達が選んだのはエクセレント(1席約2,900円)。

「まるでファーストクラス!快適すぎる「高速バス」の旅」

車内はこんな感じ、満員でした!

ところが、エクセレントでも驚くほどのラグジュアリーさ!
座席が信じられないほど広くてふっくら。リクライニングも深く倒れ、座席配置も「右2列・左1列」のゆったりシート。これ、1人で乗る場合ならめちゃくちゃ快適だと思います。

ここから終点の江陵(カンヌン)までは、約2時間50分の旅。
ちなみに韓国の高速バスには日本のようなトイレ付き車両がないため、途中で10分ほどのトイレ休憩が1回挟まります。車内を見渡すと、観光目的のアジア系外国の方か地元へ帰る方がほとんどの様子で、日本人の姿はここからはすっかり見当たらなくなりました。

都会のビル群を抜け、バスが高速道路に入ってから予想外だったのは、車内が信じられないほど静かだったこと。なんなら、日本のバスよりも車内は静かです。
そういえば今回の旅行中、地下鉄でもスマホで通話している人をほとんど見かけませんでした。昔の韓国のイメージから変わったのかもしれませんね。さっき地下鉄で私たちが若い女性と話していた声のほうが大きかった気がして、ちょっと恥ずかしくなるほどでした(笑)。

そのため、ソウルで爆買いした4,000円分の食料を広げるのも少し気が引けましたが、ゆったりとした特等席のようなシートのおかげで、本当に快適な移動時間を過ごせました。次また韓国に来る機会があったら、私は絶対にまた高速バスを選びたいです。

  • お茶目なハプニング: そんな快適な車内で、パパがバスの床一面にアイスコーヒーをぶちまける事件が発生!でもこれ、パパのせいだけじゃないんです。このバスのドリンクホルダーが、差し込むとズボッと下に抜ける少し甘い作り(笑)。これから乗る方はぜひ気をつけてくださいね。

目的地が近づいた頃、運転手さんが「チッ」と舌打ち。何かと思ったら、前方に事故があったよう。
「大回りします」とのアナウンスが流れ、息子のネイバーマップ(NAVER MAP)を見てみると、確かに大きくルートを逸れていくのがわかります。
でもそこは、高速バス網が超発達しているバス優先社会の韓国。スイスイと別のルートへひょいっと乗り換え、大回りながらも大きな遅れはなく、無事に江陵(カンヌン)へ到着しました。

到着した江陵のバス停構内は静かで、人もほとんどいません。周辺はソウルの雰囲気とは全く違います。構内の2階にはロッテリアが見えましたが、後はコンビニがあるだけで、他には何もありません(電車の江陵駅のほうは食堂などもあり割と大きいです)。ただ、タクシーの列はズラリとたくさん並んでいたので、もしレンタカーを借りていなくても、ここからタクシーに乗ればどこへでも行けそうだなと感じました。


江陵からは先のヤンヤン郡までは、現地のパパの友人経由で手配していたレンタカー(4日間で約30,000円)を借りました。

この車を、借りました!

ちなみにここ江陵は、数々の韓国ドラマのロケ地にもなる国内トップクラスの観光地。と言う割にはどこも人が少ない。最近の韓国の若者たちのトレンドは海外(特に日本!)へ行くことだそう。
かつては国内の高級リゾート地として若者に大人気だったのに、今は経営が追い込まれて廃業が増えているという、日本の「伊豆あたり?」の構造に似ているな……なんて考えさせられました。日本の若者も「伊豆に行く予算があるなら、手軽に隣の国(韓国)へ行ったほうが楽しい」となりますもんね。
私から見ると、この美しい風景や海がそこまで混雑せずに堪能できるなんて、最高の場所だと思うのですが……!

さて、そんなことを思いながら無事に車を受け取り、パパにとっては十数年ぶりの「左ハンドル・右側通行」の運転がスタート。
実はソウルでのレンタカー案もありましたが、車の運転が荒いと噂のソウルでいきなり左ハンドルを運転するのは絶対に危ない!と判断し、このカンヌン(と言っても街なかは結構車が走ってます)からのレンタルにしていたのです。結果的にその選択は大正解でした……が、この直後、事件は起きますからね。

少し走って、大きな交差点に差し掛かりました。
信号が青になり、パパがスムーズに右折した――その直後です。頭が日本の感覚に戻ってしまったのか、なんとパパが反対車線に向かって突っ込んでしまったのです……!

「ププーーーッ!!!」

激しいクラクションが鳴り響き、車内は一瞬でパニックで頭の中は真っ白!
幸い、信号の変わり目だったため対向車もスピードを出しておらず、交差点の真ん中で少しバックして、本来進むべき正しい車線へと滑り込むことができました。セーフ。
これには家族全員、体が固まりました……。田舎入りの初日、異国の地で本当に厄介な事故にならなくてよかったと本当に思いました。慣れるまではまだまだドキドキの運転でしたが、この先は大きなトラブルもなく過ごせたので本当に一安心でした。


冷や汗をかきながらも徐々に右側通行の運転に慣れ、車はいよいよパパの生まれ故郷、襄陽郡(ヤンヤンぐん)の河趙台(ハジョデ)へと向かいます。

ハジョデビーチの海の透明さ、沖縄みたい。

ここは、エメラルドグリーンの青い海と奇岩怪石が織りなす、東海岸でも屈指の美しい景勝地・リゾートエリア。
この地を象徴するのが、荒波が打ち寄せる絶壁の先で優しく海を見守る真っ白な河趙台無人灯台です。青い空と海に映えるその白さは、まるで絵画のような美しさ。

さらに、河趙台(ハジョデ)を訪れたら絶対に見逃せないのが、岩山の絶壁に力強く根を張る一本の有名な老松です。かつて韓国の国歌(愛国歌)の映像にも登場したことから「愛国松」と呼ばれ、何百年もの間、風雪に耐えてきたその姿は迫力があります。

そんな最高のロケーションに、なんと今年、パパの「一番の親友」が偶然ビーチの貸し出し(パラソルや浮き輪など)のお手伝いとして来ているそう!(地元なので)このパパの親友とは、私も大昔にあったことがある人。年とったかな(笑)とかちょっと楽しみでもドキドキでもあります。

とても綺麗な白い砂のビーチに、程よい人の多さでめっちゃ穴場。ビーチに沿って無料に停められる駐車場もあります。

次回は、ハジョデビーチで15年ぶりの感動の再会編から始まる江原道の旅。
美しい白灯台と松が迎えてくれる最高のビーチで、田舎滞在3日間の贅沢な旅が始まります。お楽しみに!





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